
初めてこのアイディアを聞いたのは1970年代のアニュアル・ミーティングでのことでした。私もまだ駆け出しでした。それ以来、様々な場面で経営者のクライアントに愛用しています。
事業保険のアプローチをする際、相手にわかりやすい言葉を使うことは理解を促す上で必須と言えます。
そこで、こんな具合です。「仮に、トイレ掃除や簡単な仕事をさせるためにもう一人社員を雇ったとします。仮にその社員の出来が悪くても、御社の経営に重大な影響を与えるでしょうか」当然応えはNOです。「そうであれば、私をその安月給の社員として雇っていただくというが、終身保険のコンセプトなんです。興味はありませんか」
雇っていただければ私は:
- 時給10ドルで働きます。
- 10年雇用していただければ、給与の支払いをストップしていただいても構いません。それでも私は生涯ずっとあなたの為に働き続けます。
- 20年経過したら、給与の支払いをストップしていただいても構いません。それでも私は生涯ずっとあなたの為に働き続けます。
- あなたが勇退する時に、私があなたの生活費をお支払します。
- 資金が必要になった時は、これまで私に支払ってくださった給与の9割を上限に、無条件で担保なしで融資させていただきます。
- 仮に障害が残るような病気やケガをなさったら私の給料はもう払わなくて結構です。自分で払います。
- そして、あなたに万が一のことがあれば、非課税の資金をあなたのご家族とあなたの会社にお届けします。
こういう条件で雇っていただけないでしょうか。

George B. Sigurdson, CLU, は2回のCOTと16回のTOTを含め43年間会員。1970年にLondon Lifeに入社し50年近くに渡り同社のトップ25位を続けている。MDRTの委員会活動と講演で貢献してきた。MDRT基金のゴールドの騎士であり、地元Winnipegでも地域のリーダーとして活躍している