
自分の意思であっても、そうではない場合も在宅勤務にはユニークなチャンスと課題があります。初めて在宅勤務をする方の中には自己管理が難しくなる方がいます。起床時間が極端に遅くなりオフィスでは決してしないようなだらしない習慣がついてしまう方がいます。
始めは朝寝坊ができる上に、午後までパジャマのままでゆったり過ごすのは快適でしょう。ただし、ナマケモノのまねはどんな業界のプロも推奨していません。効果的な在宅勤務を実現するためには、いくつかの成功事例を実践する必要があります。
ルーティンを作る
在宅勤務には自己管理が不可欠です。ある日は朝5時に起き、次の日は9時、その次の日は10時という不規則な生活は失敗に至る道です。デスクで働く時間を決めるところから始めましょう。定期的に休憩時間を挟むことも大事です。食事、立ち上がること、ストレッチなども大切です。そして、仕事時間が終わったらオフにすることも大事な習慣です。よほどの事情がない限り、夜中にメールをチェックするのはお勧めできません。物理的な境目がなくなるので、気持ちの中で仕事とプライベートをきっちり分けてください。
新しいテクニックを学び、古いスキルを磨く
離れた場所で仕事をする方はウェブ会議のソフトに慣れて、カメラを手軽に使えるように練習し、定期的なオンライン・ミーティングをしてください。世界中がバーチャル会議に移行しているのですから、皆さんもなじんでおくべき時が来ました。「カメラに写りたくない」とか「ITは苦手」とか「電話をかけるからいい」と言っていると置いて行かれてしまいます。ウェブカメラでイケメンに写る人はまずいません。これは事実です。表情、ボディ・ランゲージ、その他の目に見えるキューはコミュニケーションの大事な要素であるということも事実です。それがないと、多くのことを見逃してしまいます。[詳しくはこちら "Building better video conferences."]
ウェブ会議の練習をする皆さんには、ぜひ2つ目、3つ目のモニターに投資をすることをお勧めします。通常オフィスでは印刷して配布する資料でも会議の途中に画面に表示されることは珍しくありません。そんな時は2画面以上必要になります。
つながり続ける
ひとりで仕事をしていると非常に効率的ではありますが、おしゃべりや交流が全くできないので仲間との信頼関係に問題が発生する可能性があります。この問題を解決するためには軽いおしゃべりや情報交換のためのコミュニケーションを意図的に企画する必要があります。
就労時間の一部を仲間との情報交換に充てる事をお勧めします。会議が必要なプロジェクトではない?その場合はバーチャル・ランチはいかがでしょうか。ほとんどの方はそれぞれ寂しく活動をしていて、計画的にコンタクトする人はあまりいません。寂しいと思っているならば、定期的な交流を始めてください。
チャンスを探す
在宅でできる仕事は限られているので、時間を持て余している方は、ぜひこの機会に新しいスキルを身につけてください。知識を広げ、仕事の幅が広がり、プロとしてのネットワークも広がりいずれ役立つ日がくるでしょう。
- 自分の学習計画を立てる。例えば、パワーポイントが苦手な方はこの機会にちゃんと勉強してテンプレートやさまざまな機能を使いこなせるようになっておけば、きっと役立つ日が来ます。
- 仕事の効率化を考える。メールシステムを見直すタイミングではないでしょうか。ルールを設定してフォルダーに分けてきちんと分類してみてはいかがでしょうか。整理には時間がかかります。通勤時間として消えていた時間をぜひ活用してください。
- オンラインで仕事のネットワークを広げよう。LinkedInのプロフィルをブラシアップし、何人かとコネクトしてはいかがでしょうか。一緒に育った旧友や同級生、前職の同僚とつながるきっかけが見つかるかもしれません。いつの日かそうしたネットワークが役立つ日がくるでしょう。
準備する。
在宅勤務は自分が頼りです。ほんの少しの予防が後日IT関係の問題を回避してくれるかもしれません。
まずは基本から。仕事に必要なファイルやツールは何ですか。クラウドにバックアップを取ってありますか。問題が発生した時にITのスペシャリストにリモートで助けてもらえるようになっていますか?
ルーティンをもつ、テクノロジーを生かす、積極的にコミュニケーションをとる、自分の成長のために時間を投資する、予測不能の未来に備えるという5項目は在宅勤務の最良の活用方法です。
Kate Zabriskie はメリーランド州を拠点とする才能開発の企業、Business Training Works Inc.の社長です。カスタマー・サービス戦略の策定と約束を守れるチームになるためのトレーニングを提供しています。詳しくはこちら businesstrainingworks.com.
この記事のオリジナルはこちらMDRT Blogに掲載されました。