皆さんの限界を決めているのは誰ですか。できないと言っているのは誰ですか。
私は今年でMDRTの登録は6回のコート・オブ・ザ・テーブルと3回のトップ・オブ・ザ・テーブルを含めて連続19回目です。初めてCOTの資格を達成するまでに12年間を要しました。この12年間の壁を越えるきっかけはMDRTの先輩とのたわいもない会話でした。
COTの資格を達成できないまでも12年間連続でMDRTの資格を達成していた私はそれなりの収入もあり現状に満足していました。しかし先輩の継続手数料は私の初年度手数料より多いことが判明した途端、私は自分自身の現状に満足できなくなりました。目が覚めた思いでした。
そして、これまで見て見ぬふりをしてきたCOTの壁に挑むことを決め、1年間の目標値をこれまでの3倍に設定しました。この明確な目標設定と覚悟が私の限界値を押し上げ、私は翌年COTになれました。しかしCOTの資格を達成するために丸々1年間を要し、数字も年末までかかってギリギリでの達成でしたから、これを今後も継続する自信を持つことができませんでした。
そんな時、あるMDRTの元会長が日本に来られ、小規模の食事会が催されました。幸運なことに私も席をご一緒する機会をいただきました。その時、ある方が元会長へ「どのようにしたら、あなたのように永きにわたって毎年TOTの資格を達成する事ができるのでしょうか」と誰もが知りたい秘密を質問されたのです。
答える代わりに元会長は「あなたは今年何月にTOTの資格を達成しましたか」と逆に彼に質問されました。質問をした会員は「12月です」と答えました。
元会長は「では、来年は11月に達成しましょう。翌年は10月。その翌年は9月に。毎年たった1月だけ目標達成日を早めていきましょう。それを継続していれば、いつの間にかTOTの資格を達成する事が、当たり前になる事でしょう」
この話を横で聞いていた私は「今年は9月までにCOTを達成しよう。翌年は4月までに。もし本当に4月までにCOTを達成する事ができれば、自分の中にTOTを目指す覚悟が生まれるのではないか」と感じました。
そして一昨年初めてトップ・オブ・ザ・テーブルを達成しました。
まさにひらめきの瞬間を経験したからです。そして、気がついたのです。自分自身の目標数字に対する感覚が4年前と現在では全く違うものになっていました。これまではMDRTの資格を達成できてハッピーだったのに、目標をCOT達成に引き上げた事でCOTが最低限の目標値へと変わっていました。だからこそ今の自分はTOTへチャレンジができると思えました。
私はこれまで自分自身が勝手に作り出していたリミッターを外す事ができたのです。このきっかけをくれたのが、トニー・ゴードン元会長です。ご本人は覚えていないでしょうが、トニーさん、私に変わるきっかけをくれたことに感謝いたします。インスピレーション溢れる助言をありがとうございました。それこそMDRTマジックではないでしょうか。
私たちの本当の限界値はかなり高いところにあります。それにも関わらずリミッターを作り出しているのは私たち自身です。そのリミッターを越えるきっかけはここMDRTにあります。
アニュアル・ミーティングやグローバル・コンファレンスでリミッターを越えるきっかけを見つけてください。

長田和泉は企業の経営者保険、従業員の退職金制度や経営者の相続と事業承継をメインマーケットとしています。近年はセミナーを通して一般の方々へ資産管理と資産運用、教育資金、老後資金や生命保険等、お金に関するアドバイスも行なっています。