私たちの仕事における最大の課題の一つは、倫理的かつ信頼できる方法で事業を行っていることを見込客と新規顧客に説明することです。MDRT倫理綱領を活用すればMDRT会員がクライアントに提供する価値や基準を効果的に伝えることができます。委員会は倫理綱領の原則を整理し、倫理の実践についてクライアントに説明するのに役立つ提案をいくつか集めました。こうした表現を次回の対話に活用してみてください。
教義 1
常に顧客の最善の利益を会員自身の直接間接の利益より優先させる。
対話
「私は自社(代理店、ビジネス)に誇りを持っていますが、それは自分のことのように考えてお客さまの財政基盤を構築するように努めているからです。どうするかと言いますと、常にお客さまのニーズを最優先します」
—John J. Demboski, CFP, カリフォルニア州、15年会員
教義 2
専門家として知識、スキル、能力の維持向上に努め、最高水準の専門的能力を維持する。
対話
「MDRTの資格基準が示すように、私たちは継続的な教育を通し最新かつタイムリーで正確な情報を提供するよう努力しています」
—Tse Lap Yee Stanley, 香港、25年会員
教義 3
顧客の事業上および個人的情報の守秘義務を厳守する。
対話
「守秘義務は重要です。私たちは個人情報を守ることを特権と考え、お客さまとご家族の夢を胸のうちにしまって決して口外しません」
—Julianne Hertel, CLTC, マサチューセッツ州、5年会員
教義 4
顧客が十分な情報に基づく意思決定を下すために必要なすべての事実等を完全かつ適切に開示する。
対話
「世の中はお金に関する情報にあふれているので、何を信じればいいのか分からなくなります。私たちは知識や知恵を提供し、お客さまが自信を持ってご家族のために最善の決定を下せるようにします」
—Sofia Dumansky, MBA, LUTCF, コネティカット州、8年会員
教義 5
個人としての行動は保険と金融サービスの専門家、そしてMDRTに対して期待される水準を維持する。
対話
「私たちは誠実にお客さまに奉仕します。それは自分自身、代理店、業界そして仲間のMDRT会員にとって名誉なことです。目標はお客さまが私を選んでくださったことを誇りに思っていただくことです」
—Travis D. Manning, CFP, CLU, カナダ、オンタリオ州、11年会員
教義 6
保険および金融商品の乗り換え・変更はすべて顧客にとって有益でなければならない。
対話
「契約期間中にお客さまの夢が変わることがあるかもしれません。私たちの目標はお客さまが将来にわたって安心で快適、尊厳を得るため考え得る最善のアドバイスを提供することです」
—Cheng Huann Yeoh, ChFC, CLU, シンガポール、8年会員
教義 7
会員の営業免許を交付する管轄地域の法令と規定すべてを遵守する。
対話
「業界の規制や規則は基準に過ぎません。私たちを際立たせるのはさらに良くなりたいという心からの道徳的コミットメントです。私たちには常に正しいことを行うという基盤があります」
—Rovelita M. Chuaunsu, フィリピン、22年会員
皆さんはMDRT倫理綱領をどのようにクライアントとシェアしますか?#MDRTethicsに投稿し教えてください。