
幅広い相談に対応をする
若い世代からシニアまで、幅広いクライアントとのコミュニケーションを得意とする金元成大会員。金元会員は、真剣な話を引き出すにはクライアントの話したいタイミングをつかんでから相談に乗った方が、真剣に話し合うことができると語り、そういった話の仕方を常に意識しているとしている。人が話を聞きたい時、自分から「今回こういうことがありますので、ああいうことはどうですか」と話して帰るのか、それとも前置きだけして帰るのか。金元会員の場合、世間話が中心の会話のなかで、前置きだけして帰るという。「後日『金元さん前こんなこと言っていたね』と言われる時、相手の方が真剣にその話を聞きたがっているのだと考えます。」
さらに、シニア世代とのコミュニケーションでは積極的に対面で情報交換し、幅広い相談に対応をするように心がけている、と金元会員は語る。年配になればなるほど事業継承や相続の相談が多くなってくるだろうが、少子高齢の現在の日本社会では、今後もこの傾向はますます強くなると考えていいだろう。「例えば、死亡保険金の受取人についてのアドバイスひとつにしても、感謝されることが多くあります。コロナ禍が始まった後、飲食店の方から給付金に対する相談も随分受けました。保険だけでなく、さまざまな相談に対応することが重要だと思っています。」
世代に合わせた連絡手段
「使い慣れた手段」こそ、ストレスのないコミュニケーションのために欠かせない要素となる、と語る益田直樹会員。お互いにとって最も負担の少ない手段を選んだ結果、20代から40代までの顧客にはメール、50代以上の顧客には電話を主な連絡手段としているという。「電話の双方向性は便利ではあるが、相手の時間を奪ってしまう。メールで連絡すれば、顧客は自分の都合の良い時間に回答してくれる。」と益田会員。一方で、50代以上の人には電話を使う。各世代が仕事で使い慣れている手段を選ぶことにより、ほどよい関係性を築くために非常に功率の良いツールとなっているとしている。
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