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人生における仕事のバランス
人生における仕事のバランス

10 04 2022

人生における仕事のバランス

「人生の質は、仕事・友人・家族の間の幸せなバランスを見つける事が重要になる。」――英国の実業家フィリップ・グリーンの名言の一つだ。日本のMDRT会員の中でも「ホール・パーソン」の理念は広まりつつあり、バランスのとれた人生を送ることもMDRT会員にとって非常に重要な要素であるという考えが浸透してきている。では実際どういったことに取り組めばいいのか、ホール・パーソンとして大切な考え方を2人の日本会会員よりご紹介しよう。

対象のトピックス

仕事一辺倒にならない 

70歳を目前としながらも、依然成績終身会員として活躍を続ける吉田進会員。地元に根差した営業活動を続けつつ、ボランティア活動にも従事している。だが仕事一辺倒だったことはなく、常に仕事以外の生活を大事にしながら活動は続けてきた。 

吉田会員曰く、自分が携わりたいと思った全ての分野にバランスよく力を傾けることが、吉田会員なりの人生を楽しみ尽くすキーポイントだという。「仕事がうまくいかないと将来どうなるか心許ないし、そもそも家族や友人に喜んでもらうためにこの仕事を始めた。ただ、一生懸命家族のために働いても、自分が楽しくなければ全く意味がない。そして、収入を得ることができて、時間にも余裕ができたら、今度は社会に何かを返さなければいけない。」仕事、家族・友人、遊び、ボランティア活動、この四つの要素をうまく回して楽しんでいくのが、吉田会員にとってのワークライフバランスだと語る。 

家族との時間を最優先 

今ではマーケティングはせず、既存顧客からの紹介や追加・見直し契約のみの活動をしているという松本和彦会員。2013年の初登録以降MDRTの基準もクリアし続け、「きちんとしたフォローさえしていれば、個人顧客からは定期的にご紹介の連絡をいただける」というが、それだけの顧客基盤を築くことができた背景には37歳の時の肺がんの経験がある。手術前夜、病院のベッドで、松本会員は、「もう二度と目覚めない可能性もゼロではない。これまでの人生、やりたいことをやれただろうか」と自問していた。考えてみれば、仕事でも結果を出せていないし、お客様に伝えるべきことも伝えきれていない、子どもたちとの時間をもっと増やせたのではないか…。検査の結果悪性と判断され、肺の一部を切除後、無事に退院を果たした松本会員の意識は大きく変わっていた。とにかく家族との時間を最優先に、仕事上の無駄な時間を省くことを心掛けることにしたのだ。すると、その翌年には、入社以来6年ぶりに社長杯の基準を達成。MDRTにも初入会を果たした。「具体的に何かしたということはありません。家族との時間を最優先にして、残った時間で仕事をすることに決めたことで自然と効率が良くなったのです」。 

家族の時間を最優先にすることは、仕事の時間を減らすことになり、成果に繋がらないように思うかもしれない。しかし松本会員は、人生の優先順位を明確に決めることで仕事の効果を上げることができた。一度立ち止まり、自分の人生をどうしたいのか、その中で保険営業の仕事とどう向き合うべきかを考えてみてはいかがだろうか。 

Contact: MDRTeditorial@teamlewis.com