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一番大切なことは志~何のためにファイナンシャル・アドバイザーの仕事をしていますか~
一番大切なことは志~何のためにファイナンシャル・アドバイザーの仕事をしていますか~

12 27 2022

一番大切なことは志~何のためにファイナンシャル・アドバイザーの仕事をしていますか~

ゼネコンから保険業界へ転じた南克宏会員は、ゼネコン時代の経験や知識、人脈を生かしながら、13年MDRT会員を続けるベテランです。南会員のファイナンシャル・アドバイスを支えているのは明確な志と、それを支える日々の生活です。異色の経歴ならではの考え方をもつベテランにファイナンシャル・アドバイザーへ取り組む姿勢についてお聞きしました。

By 蔭島 哲雄 Tetsuo Kageshima

対象のトピックス

ゼネコンからの転職 

ゼネコンというとヘルメット被ってスコップ持って、建設現場を走り回るといったイメージだと思いますが、私がしていた仕事は、設計図と現場の環境(周辺環境、地質、地下水など)を確認して、例えばトンネルなどの建設構造物をお客様から提示された設計図通りに現場を進行していっても、将来問題が起こらないか。本当にそのとおりに作れるのか。といったことを考えて、将来潜むリスクをお客様と相談しながら取り除いていく。まさに今の仕事と同じです。 

目の前のお客様の将来計画を伺った上で、今考えておくべきポイントというのをお客様と一緒に考えて、様々な制度(社会保障、税金、資産形成法)をご紹介しながら、将来のリスクに対策をとりながら、お客様の夢を叶えられる様に道案内をしていく。 

 

ゼネコン時代の教え 

私がゼネコン時代の上司に教わったのが、石屋さんの話でした。 

石屋さんに、「何のために石を積んでますか?」って聞くと、一人目の石屋さんは、「今日明日のご飯、パンを食べる為に石を積んでいる」という。二人目の石屋さんは「国で一番の石屋になるために」「自分が石を積む技術では一番になれるように」という。3人目の石屋さんは「人が安らげる場所・教会を作るため」だという。その上司によると、最も悪いのが2番目の石屋。自分のことしか考えていない。目指すべきは3番目の石屋。 

 

保険募集のお仕事は、木を育てるのと同じ 

まさに我々の仕事っていうのは、木をどうやって大きく綺麗に育てていくかっていうのと同じだと思っております。我々の仕事からすれば、花がお客様だったり、営業成績です。多ければ多いほど周囲からは「たくさん すごいね~」となります。 

周りの綺麗な桜の木を見て、「ああなりたい」と思って、その花ばかりを見て、追いかけても、綺麗な花は咲きません。綺麗な花を付かせたいなら、枝、幹、根っこを育てることが必要です。

根っこの部分は、道徳観、倫理観、真摯さ、誠実さ。 

それから一番大事なのは「志:何のためにこの仕事をするのか」っていうことです。しっかり志を持っていないと、お客様の前に出た時に間違った方向にお客様を道案内してしまう。ついつい自分に都合の良い道に誘導してしまう。根っこの部分をしっかり育てるために日々自分と向き合うことが何よりも必要なところだと思っています。 

 

Contact: MDRTeditorial@teamlewis.com