
見込客にとって皆さんのウェブサイトはどれくらい重要でしょうか?かなり重要です。
HubSpotによると、消費者の65%はウェブサイトで体験した事柄がブランドを推奨する上で「非常に重要」な要素です。記憶に残る新しいテクノロジーより素晴らしい体験を期待している人は75%です。
まだ何も話していないのにウェブサイトのせいで見込客が離脱するのを防ぐ印象的なデジタル消費者体験を作り出すことはできるでしょうか?次の5つの必須事項を検討してください。
1) 見込客のニーズに応える。思わず取り入れたくなるような素晴らしいテクノロジーでもお客さまにはさほど響かないことがあります。また新技術を追加することでデジタル体験がかえって心地悪いものになったり、複雑で分かりにくくなることがあります。
新しいテクノロジーを検討する際はそれが特定のニーズに合っているか、既存の経験を改善するかを見極めてください。ニーズに対応していなければ別のテクノロジーを探すほうが賢明かもしれません。
2) 測定できるようにする。簡単なことではありませんが、そのテクノロジーが利用者に効果的であるかを判断するため測定条件やKPI(主要評価指標)を確実に設定することが重要です。
測定内容としては訪問者がウェブサイト上のアクションを完了するまでの速さ、情報へのアクセスのしやすさ(コンテンツにたどり着くまでのページ数)、アクセス頻度、さらに付加的な連絡方法の選択肢(チャットボックス、フォーム、メール、電話)などがあります。どの測定内容が皆さんのビジネスに最適なのか時間をかけて決定してください。
3) 変更はシンプルに。新しい技術を追加するときは一度に1つずつ変更してください。これにはいくつかの重要な理由があります。あまりにも大胆な変更はその技術が現在のプラットフォームにうまく統合できるかを左右し、現在の技術が誤動作する原因になる可能性があります。
また一度に複数の変更を行うと、どの変更がデジタル体験の向上あるいは摩擦を引き起こしたのかを判断するのが難しくなります。消費者が新しい体験に圧倒される可能性もあります。デジタル体験の改善であっても、一度に多くの変更を加えすぎると訪問者は拒否反応を起こすかもしれません。辛抱強く時間をかけて小さくてシンプルな変化から導入していきましょう。
4) 長期的な影響を理解する。テクノロジーの変更は長期的なインパクトを与える可能性があります。これはデジタル体験にとどまらず将来のデジタル変化や最先端技術に対応できるかにも影響します。新しいテクノロジーを検討するときはビジネスや経済、クライアントの変化に合わせて投資を拡大あるいは方向転換できるように、テクノロジーを修正または変更する選択肢があるのかという視点を持たなければなりません。
またその技術を提供する組織は1年後、2年後、5年後もビジネスを続けていますか?万が一の場合、第三者ベンダーやスタッフなど他の誰かがそのテクノロジーをサポートできますか?新しい技術を選択する際にはその連鎖的な影響力を理解することが重要です。
5) 迷ったらクライアントに聞く。会話にコストはかかりません。疑問があればシンプルに聞いてみましょう。見込客のニーズがよく分かりませんか?アンケートをしたりお客さまを対象に座談会形式で話し合うフォーカス・グループ・インタビューを行ったりして現在のテクノロジーをどのように使っているか、どのように改善できるのか突き止めてください。新しいテクノロジーは導入しやすいか、落とし穴がないか疑問を感じていますか?販売元に参考資料を請求しこれまでの経験や導入のプロセス、テクノロジーの影響について切り込んだ質問をしましょう。
これはスタッフに対しても言えることで、そのテクノロジーがワークフローにどのような影響を与えると思うか確認するべきです。関係者すべてを話し合いに参加させることはそれだけの価値があります。不必要な出費や困ったことが起きるのを避けるため、情報収集には時間をかけてください。このように情報を積み重ねることでどのテクノロジーを選択し、それがどのくらい効果的であるかをより適切に判断することができるようになります。
デジタル体験はかつてないほど重要になっています。新しいテクノロジーによってデジタルな体験価値は向上することもあれば、逆にウェブサイトの訪問者をイライラさせることもあります。しかし上記の必須事項に焦点を当てれば適切なテクノロジーを適切なタイミングで活用することができます。その結果、お客さまは皆さんと連絡が取りやすくなり、皆さんがどのようなファイナンシャル・アドバイザーで何を提供できるのかをもっと理解できるようになります。