
「限界」は決めず、「覚悟」を決める
埼玉の長田和泉会員は、当初順調だった仕事と生活にどこか満足していたという。その後、メンターとの何気ない会話の中で、メンターの継続手数料が自分の初年度手数料より多いことを知って「目が覚めた」長田会員。それをきっかけに、業績目標を3倍に引き上げただけでなく、翌年は手が届かないと考えていたCourt of the Table 準も達成した。
その後、MDRT元会長Tony Gordon会員との会話で、「2度目の心を動かされる」機会に触れた長田会員。他のMDRT会員もいる中での食事会で、Gordonがある会員に「今年は何月にTop of the TableTOTを達成しましたか?」と尋ね、その会員が12月と答えるとGordon会員は「では来年は11月に達成してはいかがですか?再来年は10月、その次の年は9月というのはどうですか?」と言ったそうだ。長田会員はその言葉に習い、翌年は1ヶ月前倒しの9月、翌々年は8月にCourt of the Table 基準の達成を目標にし、更に4月までに Court of the Table を達成できれば、Top of the Table を目指す勇気が湧くかもしれないと考えた。そして数年後 Top of the Table を達成した長田会員。「(Gordon会員は)覚えていないくらいのちょっとした会話でしたが、私にとっては魔法のような瞬間でした」と語る。
広大な北海道の土地で活躍を続ける村山康志会員は、保険業界に身を投じてから10年間はMDRT登録ができなかったという。「私にとって最も良くなかったのは、MDRT会員にはなれなかったものの生活が苦しくなるといった状況ではなく、ソコソコの営業成績を続けていたことです」と村山会員。「今年もクオリファイできなかった」と独り反省をした10年目の年末、「来年はMDRT会員になろう」と決めたという。「決めたからにはもはや退路はない。MDRT会員になることを前提に計画しなければならないし、日々やらなければならないことが明確になった」、とその年見事MDRT会員を達成した村山会員は「決める」ことの大切さを語った。
まずは目指す「姿勢」から
取材当時、初めて Court of the Table 基準を達成した佐野紳一郎会員。達成するまでは、Court of the Table は「雲の上の存在」と思っていたそうだが、働く環境を変えたと同時に、扱う商品もお会いするお客様も変わり、自分の環境がめまぐるしく変わっていく中で、「上を目指したい」という心境に変わっていったそうだ。「アニュアルミーティングに参加した際 Court of the Table ・Top of the Table のバッジをつけてる人たちを見ながら、いいな、うらやましいなって目で見てたんですけど、実際そこを自分が本気で狙う狙ってたかっていうと、そういう経験がなかったですね。」
「目指さなきゃ届かない、というのが今回の感想」と語る佐野会員。本気で取り組み始めたら手が届くことができた、とCourt of the Table 達成を振り返り、まずは目標にすることだと語った。
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