Jeanette Angeles Hilotは10年以上数学の教師をしていましたが、家庭を持ったことをきっかけにフルタイムの教師を辞めて、家庭教師として働くようになりました。ある時、子どもたちの教育資金プランを作りたいとアドバイザーに相談したところ、ファイナンシャル・アドバイザーになる研修を受け転職しないかと勧められました。教師として培った能力を生かしてファイナンシャル・アドバイザーのキャリアで金融リテラシーやウェルネスを広められるのではと思い、興味をそそられました。
教師の経験はお客さまとの関係作りにどのような影響を与えていますか。
教師をしていた時に多様な性格、年齢、個性の方と関係を築く能力を磨いてきました。生徒や保護者、学校の管理者に合わせて自分の伝え方を調整したように、お客さまのニーズにも合わせられています。タガログ語あるいは英語だけで会話をしたい人もいますが、タガログ語と英語を混ぜて話したい人もいます。お客さまの好みに合わせることで効果的にアプローチできています。
教師としてのスキルのうち、アドバイザーとして最も役立ったスキルは何ですか。
教師として身につけた貴重なスキルをファイナンシャル・アドバイザーの仕事に採り入れています。そのひとつとして授業と同様に、クライアントへのプレゼンテーションを体系的なアプローチで構成しています。まず第1段階で保険の概念に関する見込客の知識を確認し、しっかりと相手が理解できるようにします。第2段階で好奇心を持ってもらい、その方が経済的にしている努力を認めてやる気を引き出します。第3段階でニーズに合わせたファイナンシャル・プランを掘り下げて検討します。第4段階でファイナンシャル・プランがクライアントの生活に合っているかを話し合います。第5段階では例えば他のお客さまの成功事例や体験談を紹介したり、具体的なお金の不安に対処したりと個別の対応をとります。最後にプランにコミットする準備ができているかを評価し、アフターサービスを提供します。
お客さまとどのようにコミュニケーションをとっていますか。
お客さまは面談で私の穏やかな話し方をほめてくださいます。私は保険加入に必要な医務検査にも同行し、クライアントの経済的な幸福にコミットしていることを身をもって示しています。またコンテンツ・カレンダーに従ってオンラインで発信しています。仕事用のアカウントではなく、個人のフェイスブック・アカウントを使って個人的な体験談や金融投資のヒント、お客さまの声、前向きになれる言葉、インフォグラフィックなどを発信し、オーディエンスを惹きつけて共感を得ています。自分をオンラインでブランディングする場合、本当の自分を見せて相手に興味を持ってもらわなければなりません。
お客さまに共有した教訓で、ファイナンシャル・アドバイザーとしての成功に導いたものを教えてください。
私がお客さまに伝えている大事な教訓は、経済的に自分を守る重要性です。不測の事態に備え、経済的な基盤をしっかりと築くことが重要だと必ず伝えています。我々ファイナンシャル・アドバイザーはお客さまの未来を守ることが仕事です。あらゆる対話は、お客さまの理解を深め経済的な安定を確保するのに役に立ちます。
Jeanette Hilotは4年間MDRT会員です。Contact: plukjeanettehilot@gmail.com