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ゴールデン・イヤーを迎えるために
ゴールデン・イヤーを迎えるために

5 01 2023 / Round the Table Magazine

ゴールデン・イヤーを迎えるために

Norlizaは公的年金だけでは不十分であると伝えています。

対象のトピックス

リタイアメント・プランは多くの人にとって最優先事項ではありません。特に生活費を賄うのがやっとという人や定年退職がまだ先の現役世代にとってはそうです。今欲しいもののために少しでも貯金したいと思うものです。全員加入の積立制度や年金制度によって退職後に何らかの収入が保障されている場合、公的制度だけで資産計画として十分だと考える人もいるかもしれません。

一方、お客さまの中には早期退職を考えている方もいらっしゃいます。従って若いうちから生命保険や重大疾病保険などの保障型保険に加えて、リタイアメント・プランをきちんと準備されているかを確認しておかなければなりません。シンガポールの2年間MDRT会員Norliza Binte Abdul Karimは、現実的かつ実用的な視点から早期に計画することが悠々自適な老後を送るカギとなると考えて活動しています。

夢を守る

Norlizaはリタイアメント・プランについてお客さまにお勧めする前に、まずは十分な生命保険や重大疾病保険に加入しているかを確認します。その上でリタイアメント・プランについて切り出し、理想の勇退後をイメージしてもらうことから始めます。理想とは借金が無いこと、人生の目標を達成すること、優雅に年齢を重ねることなどです。クライアントが自分の願望について語った後「欲しいものを手に入れるお金が無ければ、どうやってその夢をかなえるのですか」と問い掛けます。

老後に確かな財源と十分な貯蓄があれば、お客さまはライフスタイルを犠牲にすることなく長期的にインフレに対処することができます。リタイアメント・プランの大きな利点は老後を包括的にケアするための十分な資金が持てることです。貯蓄や公的年金に頼っているだけでは生活するので精いっぱいです。一般的な定年を過ぎても働いている人は心身ともに健康でいるために働くことを選んでいるのであって経済的に困っているからではありません。

クライアントには「資産形成計画は不測の事態に備えたご家族のためのものですが、リタイアメント・プランは健康と長寿に恵まれるよう自分をケアするものです」と説明しています。

欲しいものを手に入れるお金が無ければ、どうやってその夢をかなえるのですか。

若いうちに始める

若いクライアントの場合は退職後の生活をイメージしやすくするために異なるアプローチを使います。ソーシャル・メディアの影響によりネット上で目にする人気インフルエンサーの生活を成功と同一視し、それが今後実現したい生活の質だと考える方もいるでしょう。そこでNorlizaは定年まで働き続けるであろう親世代とは違った人生を送りたいという彼らのニーズに訴えかけます。裕福ではない家庭で育った若いクライアントに対しては、自分が望む生活を可視化するよう勧めています。

「親が余裕のある生活を送っていて経済的に恵まれている若いお客さまは、自分が親の年齢になったときにもっと良い生活をしたいと思うはずなのでリタイアメント・プランがお役に立てるとお伝えします」

全体像を描く

何より定年後の継続勤務は必要だからではなく選択すべきことであり、適切なリタイアメント・プランを持つことで、その選択がより実現可能になるとNorlizaは強く信じています。

また、退職後の計画を立てるメリットについて十分に理解してもらうため、退職前に経済的自由を実現し、子どもへの経済的負担を軽減する重要性を教えています。独身のクライアントには「当てにできる代替案はありませんよ」と念押しし、頼れるのは自分だけだと理解してもらいます。

Norlizaはリタイアメント・プランが人生の夕暮れ時に必要不可欠であることをクライアントに理解してもらい、シンガポールで快適な老後生活を送るための最良の選択肢を提供できるよう日々活動しています。

Melinda WooはMDRTアジア太平洋市場向けのコンテンツ開発を支援するコミュニケーション・エージェンシー、Team Lewisのライターです。 Contact mdrteditorial@teamlewis.com

CONTACT

Norliza Binte Abdul Karim norlizakarim@rep.greateasternfa.sg