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ファイナンシャル・アドバイザーとサッカー選手の7つの共通点
ファイナンシャル・アドバイザーとサッカー選手の7つの共通点

9 01 2022 / Round the Table Magazine

ファイナンシャル・アドバイザーとサッカー選手の7つの共通点

Salandin会員の2つのパッションは、ゴールを決めることとお客さまの力になること。

対象のトピックス

アルゼンチンの人々はサッカーをこよなく愛しています。試合ともなると国中のスタジアムに熱狂的なファンが詰めかけ、太鼓をたたき、旗を振り、応援歌を歌って、お気に入りのチームを応援します。ブエノスアイレス在住で2年目MDRT会員のChristian Salandinも選手やコーチとしてサッカーに情熱を燃やす一人です。彼はまた、クライアントへのアドバイスも情熱を持って取り組んでいます。

「この想いを言葉にするのは難しいのですが、サッカーをしているときと、お客さまに直接お会いするときが私にとっては最高の時間です。サッカーでゴールを決めるのと、ビジネスで契約をお預かりするのは共通点があり、得られるフィーリングが同じです」と言います。

Salandinはこの両方を経験し、プロのサッカー選手が優勝を目指す努力やトレーニングと、お客さまが大きな目標を達成できるようアドバイザーがする努力やトレーニングは共通していると考えます。

1. メソッドとトレーニング

どちらの専門職も常にトレーニングと繰り返しが必要です。例えばサッカーではストライカーが足の位置を調節してさまざまな角度からシュート練習をすることで技術の向上を図ります。アドバイザーの場合は、とにかく継続してアポイントメントを得る必要があります。「仕事を始めたばかりのプロデューサーは、将来のプロセスにつながるようなアポイントを取れるまで何度もこれを繰り返す必要があります」と言います。

2. 勝利のマインド

選手がコーチに持つ信頼と、アドバイザーがメンターに持つ信頼は同じです。もしコーチが、選手を特定のポジションに推薦するなら、そこで練習を積み成功を目指すべきです。コーチと共に取り組むことで大きな目標を達成できます。

「金融サービスでは、経験豊富なメンターがあなたを特定の市場に推すなら、彼のアドバイスを信じるべきです。その道があなたのキャリアにとって最適である可能性が高いからです」と言います。

3. チームプレーヤーでありながら、単独行動をする覚悟を持つ

行動計画における目標を追求し達成するためには、チームの一員であることが重要です。前線にいてゴールを決めるのはストライカーかもしれませんが、その得点はチームの戦略があってこその結果です。同じように、アドバイザーがクライアントの目標達成を支援できるのは、サポートするチームの成果であると言えます。

「しかしサッカーの試合では、ゴールに向かって一人が速攻をかけることも少なくありません。面談でクライアントの注意をひき、話を聞いてもらうのも同じことです。試合では他の選手や観客がその一人の動きに注目します。同様にクライアントも解決策を提示されるのを待っています。そのようなときこそ、適切な決断をすることで一人だけでなく多くの人の運命を変えることができる」とSalandinは言います。

4. 不測の事態に順応する

サッカーや金融サービスにおいて、自分ではどうにもできない外的要因があります。ですからコントロールできる状況に対してトレーニングなどの準備をします。例えば、選手評価レポートでいつも一定のフォーメーションをとる相手チームが、それを変えてくることがあります。選手は予想外の事態に対応しなければなりません。クライアントに対しては、彼らの仕事や好きなこと、日々の活動、家族構成について把握していても、面談時に離婚や、大切な親族が亡くなった事実を知ることがあります。

「このような状況に順応するために、知識を付けるなどして常に進歩を心掛けるべきです」と言います。

5. 失敗の可能性を減らす

前述したように、選手やアドバイザーがコントロールできない外的要因に影響を受けた状況では、力を発揮することは難しいかもしれません。しかし弱い部分や正しく実行できなかった部分を把握することで進歩します。

「一試合のうち、ゴールを決められる場面が10回あったとしても、世界一優れたゴールキーパーが相手かもしれません。1日に3~4人のクライアントと会っても、契約に結び付かないこともあります。それはクライアントとの相性が悪かったのかもしれないし、運が悪かったのかもしれません。誰が悪いわけでもありません。しかし、もし自分がミスをしたのであれば、その可能性を減らすために自分を磨き改善できることに取り組むべきです」と言います。

6. 集中する

Salandinが日々指導する選手達と信頼関係を築くには、心配りが不可欠です。これは、クライアントとの関係にも言えることです。

「選手にしてもクライアントにしても注目し、心を配り、彼らが進歩することに関心を示すことで信頼を得ることができます。彼らが心を開くと、同じ目標に向かって共に進むことができます。選手にとっては、プロになる技術を向上させることであり、クライアントにとっては、家族のために良い未来を築くことです」と述べました。

7. 成功を定義する

成功とは、試合に勝つことでも契約をお預かりすることでもありません。繰り返しになりますが、コントロールできない外的要因によって、期待外れの結果になることがあるからです。「私にとっての成功とは、試合やアポイントを管理する明確なアイディアや方法を身につけ、可能な限り準備して、とにかく前進することです」と言います。

Salandinはサッカーに情熱を燃やします。彼と同じように自分の大好きなこととアドバイザーの仕事を結び付けたいという仲間に、彼は次のようにアドバイスします。

  • お金のことばかり考えない。
  • 2つのことの共通点を見つける。
  • 初めのうちはうまくできなくても、2つを結び付けるプロセスを楽しむ。

2021年にコート・オブ・ザ・テーブル資格を得たSalandinは、献身的で用意周到なプロフェッショナルとして活躍し、サッカーと金融サービスの両方で成功できることを証明しました。また、自分を進歩させる最新情報やトレーニングにも常にアンテナを張っています。

「どちらのキャリアにおいても、そこで一番優秀な人とトレーニングをします。これは最も重要なことだと思います。さらにいくつか大切なことを挙げるとすれば、ひとつは、自分が活動したい分野で、成功している人の中に身を置くことです。もうひとつは、心から信頼できる人をスタッフにすることです。目標到達を阻むものが無くなるまで準備し、ベストを尽くしてください。そうすれば結果はおのずとついてきます」とSalandinは言いました。

Carina Madrid はラテン・アメリカのMDRT会員向けコンテンツ開発を支援するRoma Companyの社員です。連絡先はcarina@romacompany.mx

CONTACT: Christian Salandin clsalandin@gmail.com