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2 23 2022

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トップに登りつめる

MDRTベンチマーク調査の結果、クラス最高はその他と何が違うかが明確になりました。

対象のトピックス

成功者は改善の可能性を諦めません。

2021年のはじめにCOTおよびTOT会員を対象にMDRTファイナンシャル・ベンチマーク調査を実施して、一般の会員とどこが違うのか、強みや好機は何かを分析しました。参加者359名の収入源(種類)、コロナによる仕事への影響、継続的な収益の割合などを教えていただきました。

参加者には事業のパフォーマンスを分析したレポートを提供し、業界平均との比較をお知らせしました。2022年度は4月に調査を実施する予定です。詳しい情報はmdrtbenchmarking.comをご覧ください。

参加者のSimon D. Lister, Dip PFS,にとって調査結果を受け取って興味深かったのは、チームのメンバー別収益の分析でした(フルタイムの社員の平均は $208,000)。イギリスのWymondhamを拠点として11回のトップ・オブ・ザ・テーブルを誇る14年間MDRT会員は株主単位の収益ではトップ25%でしたが、フルタイム社員単位だと下から25%でした。

そこで3名のアドバイザーと15名のスタッフ、合計18名のフルタイム社員のいるListerはその非効率の原因究明に取り組みました。その結果、約800名のリタイア前後のクライアントを支援するスタッフの人員が多すぎるということではなく、プロセスの効率化をするべきだということが分かりました。Listerはチーム全員を集めてプロセスの効率化に取り組み、流れが滞っている部分や複雑になっている部分を特定し、新たなファイナンシャル・プランニング・ソフトの導入をする決断をしました。

それまで利用していたソフトでは一定数のチーム・メンバーがファイナンシャル・プランの年金、投資などさまざまな分野を担当し複雑なプロセスになっていました。新しいソフトは2-3倍速いこともあり、スタッフはお客さまとのコミュニケーションに時間をかけることができるようになりました。

改革に取り組んでからまだ数ヶ月しか経過していませんが、Listerはすでに効果を実感し、調査に参加してよかったと思っています。

「経営者として効率を追求するには、複雑な心境もあったのですが、調査から客観的な数値情報を得ることができ、どこを改善するべきかを特定することができました」と語りました。「チームで話し合ったので誰かを非難するのではなく、どうすれば全体的なフローを改善できるかというポジティブな意見を得ることができました。情報をいただいたおかげで、きちんと受け止め、改善に結び付けることができました」

さらに、プロセス改善だけではなく、対外的なメリットもありました。Listerが経営するビジネスのタグラインは「多様性に対応できる規模でありながら、きめ細やかな気配りができる」となっているので、それを実証することができました。数値データを伴っているのでコンプライアンス上の問題もありません。

Contact: Simon Lister simon.lister.mdrt@mlfa.co.uk